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このようなお悩みありませんか?

  • 階段、特に「下り」のときに膝がお皿の奥や内側がズキッと痛む 「上りは手すりを使えば何とか歩けるが、下りになると膝がカクッと抜けそうで恐怖感がある」
  • 椅子から立ち上がるときや、歩き始めの数歩が痛くてスムーズに動けない 「じっとしていて急に動き出すときに最も痛み、少し歩いていると徐々に痛みが軽くなる」
  • 膝が腫れて熱を持っており、正座や深くしゃがみ込むことができない 「膝の裏側が突っ張る感じで曲がらない、関節の周りがむくんで重だるい」
  • 病院で「膝に水が溜まっている」と言われ、抜いてもすぐにまた溜まる 「何度も水を抜いているが一向に根本解決せず、このまま水を抜き続けていいのか不安」
  • ランニングやジャンプ、ターンをしたときに膝の外側や内側が痛む 「スポーツを続けていると膝の特定の部分が痛み出し、プレーに集中できない」

膝関節の構造と「膝痛のメカニズム」|仙台若林整形外科クリニック

骨だけでなく、半月板やアライメント(配列)の崩れを分析します

膝関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、そして「お皿」と呼ばれる膝蓋骨(しつがいこつ)の3つの骨が組み合わさってできています。平坦な骨同士が乗っているだけのため、骨の隙間にあるクッションの「半月板(はんげつばん)」や、前後左右を支える4つの頑丈な「靭帯(じんたい)」によって安定性を保っています。

一般的に「膝の痛み=加齢による軟骨のすり減り」という思い込みが強いですが、軟骨自体には痛みを感じる神経が通っていません。

実際の痛みの発信源は、すり減った軟骨の破片が関節包(関節を包む膜)を刺激して起こる「滑膜炎(かつまくえん)」や、半月板の亀裂、あるいは膝を支える筋肉・腱(鵞足など)の過負荷によるものです。さらに、これらのトラブルを引き起こす根本原因は、膝が内側にねじれる(ニーイン)などの「アライメント(骨の配列)の崩れ」にあります。

膝の痛みを引き起こす代表的な疾患|仙台若林整形外科クリニック

膝の痛みは、年齢、怪我の有無、痛む部位(内側・外側・お皿の周り)を正確に評価し、原因疾患を特定します。

疾患名 主な病態・原因 特徴的な症状とロジック

変形性膝関節症

(へんけいせいしつかんせつしょう)

加齢や肥満により軟骨が徐々に摩耗し、主に関節の内側に慢性的な炎症が生じる状態。 中高年(特に女性)に圧倒的に多い。初期は「動き始めの痛み」、進行すると「階段の下りでの激痛」「O脚の変形」が進む。

半月板損傷

(はんげつばんそんしょう)

スポーツ中のひねり動作や、加齢による変性で、関節内のクッション(半月板)に亀裂が入る。 膝を曲げ伸ばししたときに「引っかかり感」やコリッと音がする。完全に挟まると膝が動かなくなる(ロッキング)。

膝靭帯損傷

(前十字・後十字・内側・外側)

スポーツや交通事故などの強い外力により、膝の安定性を保つ靭帯が部分断裂、または完全断裂する。 急性の外傷。受傷時に「ポキッ」と音がすることもあり、その後「関節内に血液が溜まってパンパンに腫れる」、膝がグラグラする。

膝蓋大腿関節障害

(お皿の周りの痛み)

お皿の骨(膝蓋骨)と太ももの骨の噛み合わせが悪く、お皿の裏側の軟骨や周囲の組織が擦れて炎症を起こす。 「階段の下り」や「長時間座った後に立ち上がるとき」にお皿の周りや奥が痛む。 10代〜20代の女性にも多い。

靭帯炎・腱炎

(鵞足炎、ジャンパー膝、ランナー膝)

繰り返しのランニングやジャンプにより、膝周辺の筋肉の付着部(腱や靭帯)が骨と擦れて微細損傷する。

【鵞足炎】 膝の内側やや下が痛む(X脚の人に多い)。

【ジャンパー膝】 お皿の下が痛む。

【ランナー膝】 膝の外側が痛む。

 

当院の「膝の痛み」診療|仙台若林整形外科クリニック

超音波(エコー)による関節水腫(水溜まり)と滑膜炎の評価

レントゲンだけでは、水がどれくらい溜まっているか、どこで炎症が起きているか(滑膜の増殖)を正確に把握できません。当院では高解像度エコーを使用し、関節内の微細な炎症(血流シグナル)や、靭帯・半月板の逸脱度合いを視覚的データとして捉えます。これにより、ただの加齢と片付けず、リアルタイムの病態診断を行います。

エコーガイド下精密注射(関節内注射・ハイドロリリース)

関節内にヒアルロン酸を注入する際、ブラインド(手探り)で行うと確実に狙った空間に入らないリスクがあります。当院ではエコーで針先を見ながら関節腔内に注入。また、膝の周囲の腱炎(鵞足炎など)に対しては、癒着した組織を剥がす「ハイドロリリース」を適用し、組織の滑走性を高めてその場で痛みを劇的に和らげます。

膝との「隣接関節」を連動させた個別リハビリ

膝関節は、上にある「股関節」と下にある「足関節(足首)」に挟まれた、構造的に影響を受けやすい関節です。例えば、扁平足や足首が硬い人は、歩くたびに膝が内側にねじれるため、いくら膝だけを治療しても再発します。当院では、[理学療法士]が歩行動作を分析し、股関節や足首の可動性を変える個別リハビリで膝への物理的負担を根本から遮断します。

膝の痛みの治療ステップ|仙台若林整形外科クリニック

1.詳細な触診とアライメント・アライメントチェック

膝のどこにピンポイントの痛み(圧痛)があるか(内側関節裂隙、鵞足部など)を確認し、膝を捻ったときの半月板テスト(マックマレーテストなど)や、骨盤・足圧の歪みを評価します。

2.高精度画像診断(レントゲン×エコー)

レントゲンで軟骨の磨り減り度合い(関節裂隙の狭小化)や骨棘を確認し、同時にエコーで関節液(水)の量や、靭帯・腱の炎症状態を客観的に可視化します。

3.急性炎症の鎮静(関節液吸引・精密注射)

水が溜まって関節内の圧力が高まり、曲がらないほどの激痛がある場合は、エコーガイド下で安全に水を抜き、炎症を抑える注射やヒアルロン酸注入を行い、速やかに関節の環境を正常化します。

4.理学療法による「膝に負担をかけない」身体づくり

痛みが落ち着いたら個別リハビリを実施。膝を安定させる最重要筋肉である「大腿四頭筋(特に内側広筋)」のインナーマッスルトレーニングや、股関節・足首の連動性を高める運動療法を行い、根本的な歩行バランスを修正します。

膝の痛みのよくある質問(FAQ)|仙台若林整形外科クリニック

Q1. 階段を下りる時にだけ膝がガクッと痛みます。上る時は平気なのですが、何が原因でしょうか?

A. 階段を「下りる」動作は、体重の約2〜3倍の負荷が膝の前面(お皿の周辺)に集中するため、変形性膝関節症の初期症状や「膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)」で最も多く見られる主訴です。

上る時は太ももの筋肉(大腿四頭筋)が縮みながら力を発揮しますが、下る時は「筋肉が引き伸ばされながらブレーキをかける」という高度な負荷がかかるため、軟骨のすり減りや噛み合わせの悪さが痛みに直結します。

【当院の視点】 「上れるから大丈夫」と放置されがちですが、下りでの痛みは膝関節からの初期のサインです。当院では単に消炎鎮痛剤を処方するだけでなく、ブレーキ動作時に骨盤や足首の硬さが影響していないかを動的に評価します。大腿四頭筋の偏った緊張を緩め、正しくお皿が動く軌道を確保するリハビリを行うことで、早期に階段の不安感を解消しています。

Q2. 膝に水が溜まったら、抜くと癖になると聞きました。本当ですか?

A. 医学的な事実として、「水を抜くから癖になる」ということはありません。

膝の水(関節液)は、関節内で炎症が起きているために、体が熱を冷まそう、あるいは摩擦を減らそうとして過剰に分泌したものです。原因である「炎症」が引かない限り水は溜まり続けるため、それが「癖になった」ように感じられるのが真相です。

【当院の視点】 当院では、水が溜まっている場合は積極的に穿刺(抽出)を検討します。なぜなら、多量の関節液は関節包を膨張させてそれ自体が強い痛みの原因になるほか、関節液に含まれる炎症性物質が軟骨の分解を加速させてしまうからです。抜くことの是非ではなく、「なぜ水が溜まったのか(半月板損傷か、変形性変化か)」の根本原因をエコー(超音波)等で精密に特定し、炎症の火元を消す治療を並行することが最重要です。

Q3. 朝起きて歩き出す時に膝がこわばりますが、動いていると楽になります。受診すべきですか?

A. 朝一番の歩き始めや、椅子から立ち上がる瞬間の「こわばり・痛み」があり、少し歩くと軽くなる症状は、初期の「変形性膝関節症」の典型的な特徴です。

睡眠中や安静時に硬くなった関節組織が、動き出すことで関節液が循環し、一時的に滑りが良くなるために楽に感じられます。

【当院の視点】 「動けば楽になるから」と見過ごされやすいステージですが、この段階での適切な介入が5年後・10年後の膝の寿命を左右します。当院では、軟骨の摩耗状態をレントゲンで評価するとともに、日常生活における立ち上がり方の指導や、就寝中に硬くなりやすい筋膜へのアプローチを行い、進行のブレーキをかける治療を提案しています。

Q4. 膝の内側がピンポイントで痛みます。湿布を貼っていますが改善しません。

A. 膝の内側の痛みは、日本人に非常に多い「内側型の変形性膝関節症」のほか、太ももの内側から走る3つの筋肉の腱が集中する「鵞足(がそく)」という部分の炎症(鵞足炎)が強く疑われます。

これらは湿布だけでは表面的な痛みの緩和にとどまり、根本的な構造への負荷が消えていないため、なかなか改善しません。

【当院の視点】 特にO脚傾向(構造的な内側加重)がある場合、歩行時の床反力が膝の内側に集中し続けます。当院では、痛む部位への消炎処置だけでなく、骨盤の傾きや足底のアライメント(アームの角度)を理学療法士が確認しアプローチします。

Q5. 整形外科でのリハビリ(運動療法)は、自分で家で筋トレするのと何が違うのですか?

A. 自己流の筋トレ(例:スクワットなど)は、すでに膝の軸がズレている状態で行うと、特定の部位に過剰な負荷がかかり、かえって軟骨の摩耗や炎症を悪化させるリスクがあります。

整形外科で行うリハビリは、理学療法士が「どの筋肉が使えておらず、どの筋肉が過剰に緊張しているか」を解剖学的に分析した上で行うオーダーメイドの運動療法です。

【当院の視点】 膝の痛みがある方に「スクワットをしてください」とは当院では絶対に言いません。多くの場合、大腿四頭筋の外側ばかりが使われ、膝の内側を支える「内側広筋」がサボっています。当院のリハビリでは、このサボっている筋肉だけをピンポイントで単独収縮させる専門的なトレーニングを行い、関節のブレをミリ単位で修正します。正しいフォームを脳と筋肉に記憶させて初めて、自宅でのセルフケアが生きてきます。

Q6. 膝が痛いときは、温めるべきですか? 冷やすべきですか?

A. 状態によって完全に使い分ける必要があります。

冷やすべき状態(急性期) じっとしていてもズキズキ痛む、膝が熱を持っている、腫れている、赤くなっている、怪我をした直後。

温めるべき状態(慢性期) 熱感はなく、動かし始めが突っ張る、冷えると痛みが強くなる、お風呂に入ると楽になる。

【当院の視点】 臨床でよく見かけるのは、「慢性的な変形性膝関節症だと思い込んで毎日温めていたが、実は軽微な半月板損傷による急性炎症が起きており、温めることでかえって腫れと痛みを悪化させていた」というケースです。当院では、エコーのドプラ機能(血流シグナル)を用いて、関節内に現在進行形の異常な炎症(血管増殖)があるかどうかを視覚的に確認し、根拠に基づいた温熱・冷却指導を行っています。

Q7. 病院で「軟骨がすり減っている」と言われました。サプリメントで軟骨は再生しますか?

A. 医学的な結論から申し上げますと、口から摂取したグルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントが、そのまま膝の軟骨として再生・定着するという科学的根拠(エビデンス)は不十分とされています。

胃腸で一度アミノ酸等に分解されてしまうため、すり減った軟骨の構造そのものを物理的に戻すことはできません。

【当院の視点】 サプリメントを全否定はしませんが、それに頼ることで適切な医療介入が遅れることが最大のデメリットです。一度失われた関節軟骨の再生は現代医学でも容易ではありませんが、「これ以上すり減らせないための環境づくり」は今すぐ可能です。当院では、ヒアルロン酸注射による関節内の潤滑油補給や、周囲の筋力強化によって関節の隙間(アライメント)を維持し、痛みのない状態を長く保てる身体づくりを指導します。

Q8. 正座ができなくなりました。もう二度と正座はできないのでしょうか?

A. 正座ができない原因には、膝の関節内に水が溜まって物理的に曲がらないケース(内圧の上昇)と、関節の変形や周囲の筋肉・靭帯が硬縮(線維化)して伸び縮みしなくなっているケースがあります。

前者のように炎症や水が原因であれば、それを除去することで再び正座が可能になるケースは多々あります。

【当院の視点】 構造的な骨の変形(骨棘の形成)が進んでいる場合は、無理に正座を狙うと関節を痛めるためお勧めしませんが、「床からの立ち座り」や「和式トイレの動作」ができるレベルまでの可動域回復は十分に狙えます。当院では、膝関節だけでなく、股関節と足首の柔軟性を同時に高めることで、膝の曲がり角度への依存度を減らし、結果として日常生活で正座に近い動作をスムーズに行えるようサポートしています。

仙台若林整形外科クリニック

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