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このようなお悩みありませんか?
- 歩き始めると股関節が痛むことがある。「年齢のせいだから仕方がないのだろうか」
- 長く歩くと足の付け根が痛くなり、休むと少し楽になる。「このまま様子を見ても大丈夫なのか心配」
- 靴下を履いたり、足の爪を切ったりする動作が以前より難しくなった。「股関節が硬くなっている気がするけれど、治療は必要なのだろうか」
- レントゲンで「股関節がすり減っています」と言われた。「手術をしなければ治らないのではないかと不安」
●●|仙台若林整形外科クリニック
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
変形性股関節症は、股関節の軟骨が徐々にすり減り、痛みや動かしにくさが現れる病気です。進行すると歩行や日常生活に支障をきたす場合がありますが、早い段階で診断と治療を受けることで、症状の軽減や進行を抑えられる可能性があります。
この記事では、変形性股関節症の原因や症状、検査方法、治療法、日常生活で気を付けたいポイントについて分かりやすく解説します。股関節の痛みや違和感でお悩みの方が安心して整形外科を受診できるよう、受診の目安についてもご紹介します。
変形性股関節症で整形外科を受診する重要性|仙台若林整形外科クリニック
股関節の痛みがあっても、「年齢のせいだから」と受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。しかし、変形性股関節症は早い段階で診断を受け、治療を始めることが大切です。ここでは、整形外科を受診する重要性と、早期治療が必要な理由について解説します。
股関節の痛みは自己判断せず早めの受診が大切です
変形性股関節症が疑われる場合、できるだけ早く整形外科を受診することをおすすめします。
その理由は、股関節の痛みにはさまざまな原因があり、症状だけで病気を判断することは難しいためです。変形性股関節症のほかにも、大腿骨頭壊死症、関節リウマチ、股関節周囲の腱や筋肉の障害、腰椎の病気による関連痛などが原因となる場合があります。
変形性股関節症は、初期に歩き始めや立ち上がる際に痛みを感じ、少し休むと改善することがあります。そのため、「少し様子を見よう」と考え、そのまま受診が遅れてしまうケースが多いです。
しかし、痛みが繰り返される状態は、股関節への負担が続いているサインと考えられます。症状が軽いうちに原因を確認し、生活習慣や運動方法を見直すことで、股関節への負担を減らせる可能性があります。
股関節に違和感や痛みを感じたら、自己判断だけで済ませず、整形外科で相談することが大切です。
放置すると日常生活に支障をきたすことがあります
変形性股関節症を放置すると、徐々に関節の変形が進み、日常生活に影響を及ぼす場合があります。
関節の軟骨は一度傷むと自然に元の状態へ戻ることは難しいとされています。そのため、股関節への負担が続くと炎症や変形が進行し、痛みも強くなることがあります。
進行すると、歩行時だけでなく安静時にも痛みを感じる場合があります。また、股関節の動く範囲が狭くなり、靴下を履く、足の爪を切る、和式トイレを使う、車の乗り降りをするといった日常動作が難しくなることもあります。
さらに、痛みを避けるために歩き方が変わることで、腰や膝への負担が増え、新たな痛みにつながる可能性もあります。活動量が減ることで筋力や体力が低下し、生活の質(QOL)が低下してしまうことも少なくありません。
症状が軽いうちから治療を始めることが、長く自分の足で歩き続けるために重要です。
変形性股関節症の正確な診断には画像検査が重要です|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、問診や診察だけでなく、画像検査を組み合わせることでより正確な診断につながります。症状の原因や進行の程度を把握することは、治療方針を決めるために欠かせません。
レントゲン検査で関節の状態を詳しく確認します
変形性股関節症の診断では、レントゲン検査が基本となります。
レントゲンでは、関節の隙間が狭くなっていないか、骨の変形があるか、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨の出っ張りができていないかなどを確認します。また、日本人に多いとされる寛骨臼形成不全(股関節の受け皿が浅い状態)が認められることもあります。
画像所見と症状を総合的に評価することで、変形性股関節症の進行度や治療の方向性を判断します。
必要に応じてMRIなどの精密検査を行います
症状とレントゲン所見が一致しない場合や、ほかの病気が疑われる場合は、MRIなどの追加検査を検討することがあります。
MRI検査では軟骨や骨の内部、筋肉、腱なども詳しく観察できます。そのため、大腿骨頭壊死症や疲労骨折、股関節周囲の軟部組織の異常など、レントゲンでは分かりにくい病気の診断に役立ちます。
すべての患者様にMRI検査が必要というわけではありませんが、症状や診察結果に合わせて検査を選択することが重要です。
専門医による診察でお一人おひとりに合った治療を選択します|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症の治療では、画像だけでなく、患者様お一人おひとりの生活背景や症状を踏まえて治療方針を決めることが大切です。
保存療法を基本に症状の改善を目指します
変形性股関節症と診断されたら、すぐに手術が必要になるというわけではありません。
初期から中等度の多くの症例では、運動療法やリハビリテーション、生活指導、薬物療法などの保存療法が基本となります。
股関節周囲の筋力を維持・向上させることは、関節への負担を軽減し、痛みの改善につながる場合があります。また、体重管理や日常生活での動作の工夫も、症状の進行を抑えるために重要です。
患者様の年齢や活動量、仕事、趣味なども考慮しながら、無理のない治療計画を立てることが大切です。
症状の変化に応じて治療を見直すことも重要です
変形性股関節症は経過を見ながら治療内容を調整していく病気です。
保存療法で症状が安定する方もいれば、時間の経過とともに痛みや変形が進行する方もいます。そのため、定期的な診察を受け、症状や画像所見を確認しながら治療を見直すことが重要です。
保存療法で十分な改善がみられず、日常生活への支障が大きくなった場合は、人工股関節置換術などの手術療法が選択肢となることもあります。その際は、高次医療機関と連携し、患者様が納得したうえで治療を進められるようにサポートします。
股関節の痛みは、我慢を続けることで生活の質が低下する場合があります。違和感や痛みが続くときは、一人で悩まず整形外科へ相談することが、将来も快適に歩き続けるための第一歩です。
●●|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症に対する当院の診療方針|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、患者様によって症状の現れ方や生活への影響が大きく異なります。そのため、当院では画像検査だけで治療方針を決めることはありません。丁寧な問診と身体診察を基本とし、患者様お一人おひとりの生活背景を大切にしながら、治療を提案しています。
お一人おひとりの症状や生活背景を丁寧にうかがいます
変形性股関節症の治療では、痛みの程度だけではなく、「どのような場面で困っているか」を把握することが重要です。
当院では、いつから痛みがあるのか、どのような動作で症状が強くなるのか、仕事や家事、スポーツなど日常生活への影響について詳しくお聞きします。また、過去のけがや治療歴、ご家族に股関節の病気があるかどうかなども参考にしながら、症状の原因を総合的に判断します。
患者様の中には、「年齢のせいだから仕方がない」と受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。しかし、同じ変形性股関節症でも症状や進行の程度はさまざまです。不安や疑問にも丁寧にお答えし、安心して治療を受けていただける診療を心がけています。
身体診察で股関節の機能を詳しく確認します
診察では、股関節の状態を実際に確認することも欠かせません。
歩き方や姿勢、左右のバランスを観察し、股関節がどの程度動くのか、どの動作で痛みが出るのかを確認します。また、股関節だけではなく、腰や膝の状態もあわせて診察し、痛みの原因が本当に股関節にあるのかを慎重に評価します。
股関節の痛みは、腰椎疾患や筋肉・腱の障害などが原因となっている場合もあります。身体診察を丁寧に行うことで、より正確な診断につなげることができます。
画像診断と保存療法を重視した治療|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症の治療では、現在の状態を正しく把握し、症状にあわせた治療を選択することが重要です。当院では画像診断を活用するとともに、まずは保存療法を基本とした治療を行っています。
画像検査を活用して適切な診断につなげます
診察で変形性股関節症が疑われる場合は、レントゲン検査を行い、関節の状態を詳しく確認します。
レントゲンでは、関節の隙間の狭さや骨の変形、骨棘の有無、股関節の形態などを確認します。また、画像だけで判断するのではなく、患者様の症状や身体診察の結果とあわせて総合的に診断することを大切にしています。
症状と画像所見が一致しない場合や、ほかの病気が疑われる場合は、MRIなどの精密検査をご案内することもあります。
保存療法を基本に無理のない治療を進めます
変形性股関節症と診断されても、すぐに手術が必要となるとは限りません。
当院では、まず保存療法を基本とし、症状の改善と生活の質の維持を目指します。痛みが強い時期には消炎鎮痛薬などを用いて炎症や痛みの軽減を図りながら、患者様の状態にあわせて運動療法や生活指導を組み合わせます。
また、股関節への負担を減らすためには、体重管理や日常生活での動作の工夫も重要です。長時間の立ち仕事や重い物を持つ機会が多い方など、それぞれの生活環境に合わせたアドバイスを行い、無理なく継続できる治療を心がけています。
リハビリテーションと医療連携で継続的にサポートします|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、一度の治療で完結する病気ではありません。症状の変化を確認しながら、継続的にサポートしていくことが大切です。当院では、リハビリテーションと地域の医療機関との連携を通じて、患者様が安心して治療を続けられる体制を整えています。
リハビリテーションと生活指導を組み合わせます
股関節周囲の筋力や柔軟性を保つことは、痛みの軽減や関節への負担を減らすために重要と考えられています。
当院では、リハビリテーションを通して、患者様お一人おひとりの状態に合わせた運動療法を行います。無理のない範囲で筋力や可動域の改善を目指すとともに、ご自宅でも継続しやすい運動やストレッチについても分かりやすくお伝えします。
さらに、歩き方や立ち上がり方などの日常動作についてもアドバイスを行い、股関節への負担を減らせるようサポートします。
必要に応じて高次医療機関をご紹介します
保存療法を続けても症状の改善があまりみられない場合や、関節の変形が進行している場合には、手術が選択肢となることがあります。
当院では、診察や画像検査の結果をもとに、手術が必要だと判断した際は、患者様のご希望も伺いながら高次医療機関を紹介しています。紹介後も診療情報を共有し、手術前後の診療やリハビリテーションについて連携しながらサポートします。
股関節の痛みを抱えたまま日常生活を送ることは、身体だけでなく気持ちの負担にもつながります。当院では、患者様との対話を大切にし、不安や疑問にも丁寧に対応できる診療体制を心がけています。股関節の痛みや歩きにくさが気になる方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
変形性股関節症とはどのような病気?|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、股関節の軟骨が徐々にすり減り、関節に炎症や変形が生じる病気です。進行すると痛みだけでなく、股関節の動きが制限され、歩行や日常生活にも影響を及ぼすことがあります。ここでは、変形性股関節症の原因や症状について詳しく解説します。
変形性股関節症の原因
変形性股関節症は、加齢だけが原因で起こる病気ではありません。
日本では、寛骨臼形成不全(かんこつきゅうけいせいふぜん)が背景にあるケースが多いことと言われています。寛骨臼形成不全とは、股関節の受け皿となる骨(寛骨臼)が浅く、大腿骨頭を十分に覆えない状態です。そのため、歩行や立ち上がりなどの日常動作でも関節に負担が集中し、軟骨が徐々にすり減っていきます。
そのほかにも、加齢による軟骨の変性、過去の股関節の外傷、股関節の発育異常、肥満、長期間にわたる股関節への負担などが発症に関係すると考えられています。
初期から進行期までの症状
初期は、歩き始めや立ち上がるときに足の付け根(鼠径部)へ痛みを感じることがあります。しばらく歩くと痛みが軽くなることもあり、「疲れただけ」と考えて受診が遅れるケースも少なくありません。
病気が進行すると、長時間歩くことが難しくなったり、階段の昇り降りや車の乗り降りで痛みを感じたりするようになります。また、股関節の動く範囲が狭くなり、靴下を履く、足の爪を切る、正座をするなどの動作が困難になることもあります。
さらに進行すると、安静にしていても痛みが続いたり、夜間痛が現れたりする場合があります。痛みを避けるために歩き方が変わってしまうことで、腰や膝への負担が増えることもあります。
変形性股関節症になりやすい方と検査方法|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は誰にでも起こる可能性がありますが、発症しやすい年代や特徴があります。また、治療を行うためには、症状だけでなく画像検査を組み合わせた診断が重要です。
発症しやすい年代と特徴
変形性股関節症は40歳以降に発症することが多く、年齢とともに患者数が増える傾向があります。
特に女性に多くみられ、日本では寛骨臼形成不全を背景とするケースが多いです。若い頃は症状がなくても、長年の負担が積み重なることで中高年になってから発症する場合があります。
また、立ち仕事や重い物を持つ機会が多い方、肥満傾向のある方、股関節のけがをしたことがある方は、股関節への負担が大きくなるため注意が必要です。
整形外科で行う検査
診断では、まず症状や生活状況について詳しくお話を伺います。その後、歩き方や股関節の動き、痛みが出る部位などを確認する身体診察を行います。
画像検査ではレントゲン検査が基本となり、関節の隙間の狭さや骨の変形、骨棘の有無、寛骨臼形成不全の有無などを評価します。
必要に応じてMRI検査を行い、軟骨や骨の内部、大腿骨頭壊死症など、ほかの病気がないかを詳しく確認します。症状と画像所見を総合的に評価することで、診断につなげています。
変形性股関節症の治療と再発予防|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、症状や進行度にあわせて治療方法を選択します。痛みを和らげるだけではなく、股関節への負担を減らし、できるだけ長く自分の股関節を維持することが治療の目標です。
保存療法から手術まで状態にあわせた治療を行います
初期から中等度の変形性股関節症では、保存療法が基本となります。
消炎鎮痛薬などによる薬物療法で痛みを和らげながら、リハビリテーションによる運動療法を行います。股関節周囲の筋力を維持・向上させることで関節への負担を減らし、歩きやすさの改善が期待できます。
また、体重管理や杖の使用、日常生活での動作指導なども症状の改善につながることがあります。
一方で、保存療法を続けても強い痛みが改善しない場合や、日常生活に大きな支障がある場合は、人工股関節置換術などの手術療法が検討されます。手術の必要性は、画像だけで判断するのではなく、症状や生活への影響を含めて総合的に判断することが一般的です。
日頃のセルフケアが症状の進行予防につながります
変形性股関節症では、日常生活でのセルフケアも大切です。
適度な運動を継続して股関節周囲の筋力を保つことは、関節への負担軽減につながります。一方で、痛みを我慢して無理な運動を続けることは避けましょう。
体重が増えると股関節にかかる負担も大きくなるため、適正体重を維持することも大切です。また、長時間立ち続けることや重い荷物を繰り返し持つ動作など、股関節に負担がかかる生活習慣は可能な範囲で見直すことをおすすめします。
変形性股関節症は、早期に治療を開始することで症状の改善や進行の抑制が期待できる病気です。股関節の痛みや動かしにくさが続く場合は、自己判断で様子を見るのではなく、整形外科で相談することをおすすめします。
変形性股関節症の診察から治療までの流れ|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、お一人おひとりで症状や進行の程度が異なるため、同じ治療がすべての方に当てはまるわけではありません。当院では、丁寧な診察と検査を行い、患者様の生活背景も考慮しながら治療方針を提案しています。ここでは、初診から治療終了までの一般的な流れをご紹介します。
初診では症状や生活背景を詳しくお聞きします
診療は、現在の症状について詳しくお話を伺うことから始まります。
「いつから痛みがあるのか」「どのような動作で痛むのか」「歩行や階段の昇り降りに支障があるか」などを確認します。また、仕事や家事、スポーツ活動、過去のけがや治療歴、現在服用している薬についてもお聞きし、症状の原因を総合的に考えます。
変形性股関節症では、痛みの程度だけではなく、日常生活でどのようなことに困っているかを把握することが重要です。そのため、不安に感じていることや治療への希望についても遠慮なくご相談ください。
身体診察で股関節の状態を確認します
問診に続いて、身体診察を行います。
股関節の動く範囲(可動域)や痛みが出る動作、筋力、歩き方などを確認し、股関節の機能を確認します。また、股関節だけではなく、腰や膝の状態もあわせて診察します。
股関節の痛みは、腰椎疾患や筋肉・腱の障害などが原因となる場合もあります。そのため、症状の原因を正確に見極めるためには、身体全体を診察することが大切です。
検査を行い、お一人おひとりに合った治療方針をご提案します|仙台若林整形外科クリニック
問診や身体診察で得られた情報をもとに、画像検査を行います。その結果を踏まえ、患者様と相談しながら治療方針を決定します。
レントゲン検査を基本に画像検査を行います
変形性股関節症が疑われる場合は、レントゲン検査を行い、関節の状態を確認します。
レントゲンでは、関節の隙間の狭さや骨の変形、骨棘の有無、寛骨臼形成不全の有無などを確認します。画像だけではなく、症状や身体診察の結果と合わせて総合的に診断することが重要です。
症状とレントゲン所見が一致しない場合や、ほかの病気が疑われる場合には、MRIなどの精密検査をご案内することがあります。
分かりやすい説明を心がけ、治療方針を一緒に考えます
検査結果をもとに、現在の股関節の状態や症状の原因について分かりやすくご説明します。
治療には保存療法や手術療法などの選択肢がありますが、当院では患者様の年齢や活動量、生活環境、ご希望などを踏まえながら、お一人おひとりにあわせた治療方法をご提案します。
疑問や不安があるまま治療を始めることがないよう、治療の目的や期待できる効果、注意点についても丁寧に説明し、納得いただいたうえで治療を進めていきます。
保存療法を中心に経過を確認しながら治療を進めます|仙台若林整形外科クリニック
変形性股関節症は、初期から中等度の多くの症例で保存療法が基本となります。当院では、定期的に状態を確認しながら、治療内容を調整しています。
リハビリテーションと生活指導で症状の改善を目指します
保存療法では、薬物療法だけではなく、リハビリテーションや生活指導を組み合わせて治療を行います。
理学療法士と連携し、股関節周囲の筋力や柔軟性を維持・向上させるための運動療法を進めます。また、ご自宅でも継続しやすいストレッチや筋力トレーニング、歩き方の工夫などについてもお伝えします。
さらに、体重管理や長時間の立ち仕事を避ける工夫など、日常生活で股関節への負担を減らす方法についてもアドバイスを行い、症状の改善と進行予防を目指します。
定期的な再評価と医療連携を行います
治療開始後は、痛みの変化や歩行状態、日常生活への影響などを定期的に確認します。
症状が改善している場合は、リハビリテーションやセルフケアを継続しながら経過を観察します。一方で、痛みが強くなった場合や関節の変形が進行している場合は、再度画像検査を行い、治療方針を見直します。
保存療法で十分な改善がみられず、日常生活への支障が大きい場合は、人工股関節置換術などの手術があっていることもあります。その際は、患者様のご希望を伺いながら、高次医療機関を紹介し、より良い医療が受けられるよう連携いたします。
変形性股関節症は、早期に診断と治療を受けることで、痛みの軽減や生活の質の維持が期待できる病気です。当院では、診断から治療、リハビリテーション、経過観察まで一貫してサポートし、患者様が安心して治療を続けられるよう努めています。
変形性股関節症に関するよくある質問(FAQ)|若林整形外科クリニック
Q1. 変形性股関節症は自然に治りますか?
A. 変形性股関節症が自然に治ることはあまり期待できません。
当院の所感 「少し休むと痛みが治まるから大丈夫だと思っていた」という患者様が多くいらっしゃいます。初期の変形性股関節症は、歩き始めに痛みを感じても、しばらくすると症状が軽くなることがあります。そのため、受診のタイミングが遅くなってしまうケースも見られます。しかし、痛みが繰り返される場合は、股関節に負担がかかり続けているサインとも言えます。軟骨は一度大きく傷むと元の状態に戻ることは難しいため、痛みを我慢し続けることで変形が徐々に進行してしまう可能性があります。早期に治療を開始できると、運動療法や生活習慣の見直し、薬物療法によって症状の改善が期待できます。股関節に違和感や痛みが続く場合は、自己判断せず整形外科で相談することをおすすめします。
Q2. 変形性股関節症になると手術が必要ですか?
A. すべての方が手術を受けるわけではありません。
当院の所感 「変形性股関節症と診断されたら人工股関節になるのでは」と心配される方は多くいらっしゃいます。しかし、画像で変形が認められても、痛みが軽く日常生活への影響が少ない場合は、手術を行わず経過をみることもあります。当院では、患者様の年齢や活動量、仕事、趣味、生活環境などを考慮しながら治療方針を提案しています。まずはリハビリテーションや運動療法、生活指導、薬物療法などを組み合わせ、症状の改善を目指します。一方で、保存療法を続けても強い痛みが改善しない場合や、歩行や日常生活に大きな支障がある場合は、人工股関節置換術などの手術があっていることもあります。その際は、患者様と十分に相談したうえで、高次医療機関をご紹介しています。
Q3. 変形性股関節症でも運動をして大丈夫ですか?
A. 状態にあわせた運動は治療の一つとして重要です。
当院の所感 股関節が痛いと、「できるだけ動かさないほうが良い」と考える方がいらっしゃいます。しかし、必要以上に安静にしていると筋力が低下し、かえって股関節への負担が大きくなることがあります。股関節周囲の筋肉は、関節を支える役割を担っているため、筋力を維持することは、痛みの軽減や歩行能力の維持につながると考えられています。ストレッチや筋力トレーニング、ウォーキング、水中運動、自転車エルゴメーターなどをおすすめすることが多いです。一方で、ジャンプや急な方向転換を繰り返すスポーツは、股関節への負担が大きくなる可能性があります。患者様によって合っている運動は異なりますので、診察やリハビリテーションで身体の状態を確認しながら取り組むことが大切です。
Q4. 体重を減らすと症状は良くなりますか?
A. 適正体重を維持することは、股関節への負担を減らすために重要です。
当院の所感 股関節は歩行時に体重の数倍もの負荷がかかる関節です。そのため、体重が増えるほど股関節への負担も大きくなります。「最近体重が増えてから痛みが強くなった」と話される患者様も少なくありません。無理なダイエットはおすすめできませんが、栄養バランスの良い食事と適度な運動を継続し、適正体重を目指すことは症状の改善につながる可能性があります。また、体重管理とあわせて、股関節周囲の筋力を維持することも重要です。筋肉がしっかり働くことで関節への負担が分散され、歩きやすさの改善が期待できます。当院では、患者様の体格や生活習慣も考慮しながら、無理なく続けられる運動や生活習慣の改善方法についても提案しています。
Q5. どのような症状があれば整形外科を受診したほうがよいですか?
A. 股関節の痛みや違和感が続く場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
当院の所感 初期の変形性股関節症では、「歩き始めだけ痛い」「少し休むと楽になる」といった症状がみられます。そのため、「年齢のせいだろう」「もう少し様子を見よう」と受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。しかし、股関節の痛みは変形性股関節症だけでなく、大腿骨頭壊死症や股関節周囲の炎症、腰椎の病気などが原因となっている場合もあります。症状だけで原因を判断することは難しいため、自己判断は避けることが大切です。また、靴下が履きにくい、足の爪が切りづらい、階段の昇り降りや車の乗り降りがつらいといった症状も、股関節の動きが悪くなっているサインかもしれません。早期に診断を受けることで、保存療法で症状の改善が期待できる場合もあります。気になる症状が続くときは、遠慮なく当院へご相談ください。
Q6. 人工股関節はどのくらい長持ちしますか?
A. 人工股関節は長期間使用できることが多く、近年では20年以上良好な状態を保つ方もいらっしゃいます。
当院の所感 人工股関節置換術は、進行した変形性股関節症に対する治療法として広く行われています。医療技術や人工関節の素材は年々進歩しており、以前よりも耐久性の向上が期待されています。一方で、人工股関節は永久に使えるものではありません。長年使用することで摩耗やゆるみが生じる場合があり、まれに再手術が必要となることもあります。そのため、手術後も定期的な診察を受け、人工関節の状態を確認することが大切です。また、適正体重の維持や転倒予防、股関節に過度な負担をかけない生活を心がけることで、人工股関節をより長く良い状態で保てる可能性があります。手術を検討する際は、「何年もつか」だけでなく、現在の痛みや生活への支障、今後の生活設計なども含めて総合的に判断することが重要です。
Q7. 変形性股関節症は遺伝しますか?
A. 変形性股関節症そのものが遺伝するとは言い切れません。
当院の所感 「母親も人工股関節の手術を受けたので、自分も同じ病気になるのでは」と相談される患者様がいらっしゃいます。変形性股関節症は加齢や体重、生活習慣、運動歴、外傷など、さまざまな要因が重なって発症すると考えられています。その一方で、日本人は寛骨臼形成不全を背景に発症する方が多く、この骨格の特徴は遺伝的な影響がある可能性が指摘されています。ご家族に変形性股関節症の方がいる場合、必ず発症するわけではありません。しかし、股関節に違和感や痛みが現れた際には、早めに整形外科で診察を受けることをおすすめします。早期に状態を把握することで、生活指導や運動療法などにより股関節への負担を減らせる場合があります。
Q8. 股関節が痛いときは温めたほうがよいですか?それとも冷やしたほうがよいですか?
A. 痛みの原因や状態によって、温めるか冷やすかは異なります。
当院の所感 慢性的な変形性股関節症では、入浴や温熱療法によって血流が改善し、筋肉の緊張が和らぐことで痛みが軽減する方もいます。特に、朝のこわばりや動き始めの違和感がある場合は、温めることで動きやすくなることがあります。一方で、転倒やスポーツ後など、急に痛みが出た場合や熱感・腫れを伴う場合は、炎症が起きている可能性があります。このような急性期には、冷却によって痛みが和らぐことがあります。ただし、「温めても改善しない」「冷やしても痛みが続く」「安静にしていても痛い」といった場合は、変形性股関節症以外の病気が隠れている可能性も否定できません。痛みへの対処法は症状によって異なるため、自己判断だけで対応を続けるのではなく、気になる症状がある場合は整形外科で診察を受け、アドバイスを受けることが大切です。
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